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巡り集う家
【戸建住宅】
対象地:東京都某市
用途:住宅
構造:RC造
立体的な構造による回遊性と家族が集う場の創出をテーマに設計を行った。
全体の構成としては、部屋と部屋をつなぐ場所には段差が生まれる階段や渡り廊下を設け、回遊しながら段差を介してアクセスするリズミカルな動線を設えた。また、回遊する中でそれぞれの階ごとに設けられた玄関の中庭、リビング、シアタールーム兼プレイスペースなど、家族が集まれる様な場所を設けた。
1階は玄関・中庭で家族又は客人と交流するセミパブリックな空間とし、客間もその隣に設けている。
2階に上がると書庫・作業場、ダイニングキッチン・リビングと部屋を上がっていくにつれてプライベートな空間になっていく様になっている。
階段と渡り廊下を通って行った先の3階は、子供室と寝室があり、中庭を介してその2室が繋がる様な設えにもなっている。また、シアタールーム兼プレイルームは壁面に映写して映画を鑑賞し、普段は子供の遊び場として使用できる。
室内環境については、1階と3階は構造上の壁があるが2階部分はプライベートな空間として広がりを持たせる為に壁を設けず、光や風も通る様になっている。また、全体としては、1階部分から3階まで続く階段の吹き抜けによって、風の循環させ、屋根面に設けた天窓によって取り込まれた光が分散する。




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