top of page

南高松の森緑地

【公共緑地】

対象地:東京都練馬区

対象面積:約3,174㎡

 

公共緑地の改修及び拡張のための基本計画・基本設計・実施設計を行った。
計画地は、緑豊かな緑地となっており、これまでも区民へ憩いの森として開放されていたが、本計画においては利便性が向上するように配慮した。その主な内容としては、バリアフリー対応の園路幅や舗装面の確保、休憩施設の設置、緑地の適正な整理と保全と育成に配慮した全体計画などが挙げられる。


設計にあたっては、近隣住民等を対象とした住民説明会や練馬区の福祉のまちづくり条例にて定められているバリアフリーに関する区民への意見聴取を実施することにより、区民の要望等を設計内容に反映した。また、既存樹木の内、特に樹木医による診断が必要とされるものに関しては、機器を用いた精密診断を行い、樹木の状況を把握した上で、更新や今後の維持管理について検討した。

その他にも、縁石として使用している玉石も元々は敷地内で農家が漬物を漬けるための漬物石として使用されていたもので、練馬区の農の風景を現代に継承していく意味でも再利用した。

以前は鬱蒼としていて樹木も病気になったり、カビたりしている姿が目立っていたので、整備にあたって風や陽の光を取り入れて健全な森になる様に配慮したため、明るく元気な姿の森となった。

(セット設計事務所にて担当)

©Copyright tasso design studio All rights reserved.

bottom of page